ピアノの練習の仕方について。

最近入会した生徒さん。

過去にピアノを習ったことがあるそうですが

初心者さんです。

 

初めに、持参したテキストの中から1曲弾いてもらいました。

スラスラと弾けたのですが、

私は思うところがあって、そのテキストの一番最初の方の曲を選びました。

 

すると案の定、全く弾けません。

音符が読めないのです。

 

生徒さんに

最初に弾いた曲がスラスラと弾けたのは

どんな練習をしたの?と質問すると

 

「お手本を真似をして、ひたすら練習しました」と答えました。

 

音符が読めないまま、

「お手本を見よう見まねで何度も練習する」。

この方法では、忘れてしまったら全く弾けなくなるという事になります。

 

音符を理解し、練習の方法を身につければ

ゼロからのスタートではなくなります。

 

私はこの生徒さんにまず

「思考回路を変える」事を徹底的に教えています。

 

1)「音符を見る」

2)「弾くべき音を頭に入れ、指に伝達する」

3)「確信してから音を鳴らす」

1)~3)の繰り返し。

 

ピアノを初見でスラスラと弾ける人は

この循環のスピードが

訓練によって速くなっています。

初見に強くなれば、

曲を忘れて弾けなくなるという事はありません。

 

この循環をスムーズにするための

細やかなトレーニングも必要です。

 

指を見ないで弾く。

音のつながり方(音程)で読む、など。

 

私は、この生徒さんが将来結婚をして

ふと、自分の時間が出来た時に

好きなピアノをスラスラと弾けたら

きっと楽しいんだろうなあ~、って思うんですよね。

 

自立した練習が出来るようになれば

それは可能です。

 

これって

どんな勉強も同じなのかもしれませんね。

 

「その場しのぎ」ではなく

成長を助けるための力をつける。

 

講師は、どうしたらそのような力を付けられるかを

知っています。

 

 

この生徒さん、レッスンを始めて3ヶ月経ちます。

先日のレッスンでは、先ほどの1)~3)で

ゆっくりではありますが

随分と正確さが増してきました。

 

正確に弾けると、テンポはゆっくりでも

メロディが留まらずに流れるので

楽しく感じられるようになります。

 

レッスンに来て始めの頃は緊張していた生徒さんでしたが

今では、ニコニコで楽しそうです。

 

毎日、10分でも20分でもこの方法で

集中して練習すれば、効果は必ず上がります。

 

 

これからが楽しみですよ!!